身体が治るのに必要なことは血液の質・流れ・防御反射の正常化です!
当院の治療法は生体反射を利用して施術させていただいています。。
今回はその反射について話していきたいと思います。
人の体はなぜおかしくなるのか?と聞かれると”疲労”があるからからと答えさせていただいています。
人間は生きている限り何かしらの負荷を受け続けます。
重力だったり気圧の変化だったり労働だったり人間関係だったり食事だったり。
人の体は本当に微妙なバランスを保っています。
気圧ですら少し低下しただけでも身体が膨張してしていまい頭痛がでたりします。
身体はこれを反射を使ってコントロールしています。
身体に負荷が加わるとその負荷を最小限にするために反射が引き起こるわけです。
疲労 → 反射で防御 → 疲労 → 反射で防御
ある程度の遊びを持っているので、その遊びの範囲内でこのサイクルが回っている程度であればすぐ回復しますので寝れば治るという事になります。
しかし、この遊びを一旦超えてしまうと、寝ても治らず復活するまでに数日かかったり、ひどい場合は治療をしなければ回復させることができなくなるというわけです。
そして、その反射の中で一番重要になっているのが内蔵と体壁の反射。
内蔵ー体性反射と言ったりもします。
この反射、自律神経で制御されておりとても強力なのです。
どういう反射かというと、内臓への刺激で体壁である筋膜、筋肉、腱などが反射を起こし痙攣したり緊張したりという反応を起こす反射です。
例えば、膵炎などだと背中が痛くなるなんて言われますが、まさにこれがそうです。
内臓の負担を少なくするために他の筋骨格系が緊張し内臓の環境を安定させようとしているわけです。
人間の身体には優位性があります。
筋骨格系(動物的な働き) と 内蔵系(植物的な働き)
さぁ、どちらが重要でしょうか?
答えは当然、内蔵系です。
ちょっと表現は悪いですが、手足が無くても人間は生きることが出来ます。
しかし、内臓がなく生きていける人はいません。
内蔵は生命活動にとって100%必要になる要素なわけです。
ですから、内臓からくる反射はとても強いわけです。
そして、内臓には感覚神経がありません。
感覚神経があったら痛みで生活が出来なくなると思います。
負担が多い場所なので感覚神経がないのでしょう。
その負担を出来るだけ軽くするために筋骨格系が反射によって緊張する。
この結果、内蔵は負荷が減り筋骨格系は負荷が増える。
この反射により筋骨格系はどんどん傷つきやすくなり最後には症状が発症します。
だから、食事などを気をつけていると肩こりが良くなっただとか腰痛が治ったといった事が起こるわけです。
内蔵に負担がかからない様な食事を摂ることで内蔵が回復し反射を起こさなくても大丈夫な状態になれば、当然、腰や肩の緊張も改善するわけですから、症状も収まるわけです。
だから、食事なども患者さんに指導させていただいています。
肋骨から下の横隔膜下部には消化器系が収まっています。
現代社会で最も大きな身体への負担は食事ですよね。
だから、消化器にかかる負荷って循環器系や生殖器系など他の臓器と比べ物にならないほど大きいわけです。
この消化器系の問題が起こると胃や膵臓では中部胸椎付近、腎臓などは腰椎などその部分の裏側に反射が起こりやすいのです。
でも、原因が内蔵の疲労なので頑張って背中を緩めようと思っても中々ゆるみません。
しかし、この反射の原因である消化器系や泌尿器系を優しくアプローチすることで簡単に緩むケースも多々あるのです。
当院の整体施術ではこの消化器系のアプローチや頭蓋骨アプローチにより自律神経を整え生体反射を正常化させ回復を図ります。