身体の法則
絶対的な法則『身体の損傷部位や病気は自らの自然治癒力が治す。』
自然治癒力が働く=身体の体液(血液、リンパ液、脳脊髄液、間質液)・氣・エネルギ―の質が良く滞りなく循環できていること。
この循環を阻害するものとして生理学的な歪み・解剖学的な歪み・氣の乱れ・エネルギ―の歪みの問題がある。
・症状が発生するまでの身体の変化(1~6)
1) 日常生活の蓄積された肉体的・精神的疲労の負担を軽減するために歪みが生じはじめる。
筋肉・内臓・脳の代謝が低下しその負担を軽減するために身体に色々な変化が起き始める。
この時点では自覚症状は無いが自律神経は乱れはじめる。
2) 前傾姿勢になり頸部に負担がかかり自律神経の問題が出始める。
人は前下方で作業をするので初めは前方に身体が歪む。
一番上の頭が前方に移動しバランスを取るために頸椎に負担がかかり歪む。
頸椎には自律神経、延髄、脊髄の経路があるために歪みにより問題が起こる。
防御反射が起こり内臓機能の低下が始まるが、まだ自覚症状は少ない。
3) 前傾姿勢が強くなり重力に抵抗する為に姿勢筋特に下腿部の緊張が起こる。
前に倒れないように姿勢を保持しようと地面を押すために下腿部の筋肉の負担が大きくなりアキレス腱 部分に緊張が強くなる。自律神経の乱れも大きくなり内臓体性反射が出始め、頚・肩・腰・下腿部などに凝り感などの自覚症状が出始める。
4) 全身でバランスを取ろうとしてくる。
負担が続くことにより全身でかばうようになり始める。
前後・左右・回旋(ねじれ)などの歪みが複合されて出る。
肩の高さ・骨盤の捻じれ・顔や顎の歪みなどの発生。
さらに自律神経の乱れや機能の低下が大きくなり身体の循環機能も低下してくる。
内臓体性反射などの防御性の反射が強くなり体全体でかばいあうようになる。
感情は内臓がコントロールしているので、感情のバランスも乱れが出るようになる。
5) 筋肉の緊張が強くなり局所の循環障害が起こり「自覚症状」が現れる。
身体を歪めてバランスを取っているので負担のかかる筋肉に過度の緊張が起き局所的な循環不全が起こる 為に痛みや凝りや動きの悪さなどの自覚症状が出る。
6) 循環障害がある組織(筋肉)に硬さが現れさらに循環が悪くなり慢性化してくる。
循環不全が続くと機能の低下が起こり組織(筋肉)の硬さが発生する。
組織が硬いためさらなる循環不全が起こり慢性化してくる。
・改善のためのアプローチ(大きく3つのアプローチ)
-
自律神経の問題の改善
-
重力に対する問題の改善
-
局所の問題の改善
1)自律神経の改善
頭蓋骨調整による脳脊髄液の流れの改善。上部頸椎の調整。内臓調整による内臓―体性反射の改善。
2)重力に対する問題
骨盤のアライメントの調整、下腿部アキレス腱の調整により重力反射の改善。
3)局所の改善
トリガーポイント療法による局所および関連領域の問題の改善。
※その他に食事指導・セルフケア・物事の捉え方などのお話もさせていただくことがあります。
・食事指導
糖質・ビタミン・ミネラルなど
・セルフケア
日常のセルフケアを行うことにより早期の回復が見込まれます。
・物事の捉え方
思考にも癖があります。その癖のせいで良くなっていることに気付かず、悪いとこばかりに気が行ってしまい
回復を遅らせます。
現代社会はあまりにも症状ばかりの情報が溢れています。その為に肝心なところが見逃されているような
気がします。
人の身体は100人いれば100通りです。
悪くなり方も良くなり方も100人いれば100通りです。
その人に合った治し方を探し施術していきます。